Coincheckで購入したビットコインやイーサリアムを、取引所に置いたままにしていませんか。長期保有するなら、Tangem Walletのようなハードウェアウォレットへ移して、自分で管理する選択肢もあります。
ただし、暗号資産の送金は一度ミスすると取り戻せない可能性があります。特に、送金先アドレス、通貨、ネットワーク、宛先登録、認証設定を間違えると、資産を失うリスクがあります。
この記事では、CoincheckからTangem Walletへ暗号資産を送金する基本手順を、初心者向けにわかりやすく解説します。最初は必ず少額でテスト送金し、着金を確認してから本送金する流れで進めましょう。
なお、CoincheckアプリやTangemアプリの画面はアップデートで変わる場合があります。実際に操作する際は、必ず公式アプリ内の表示と公式ヘルプも確認してください。
CoincheckからTangemへ送金する流れは、「Tangemで受取アドレスをコピーする」「Coincheckで宛先登録する」「少額でテスト送金する」「着金確認後に本送金する」の4ステップです。
- 最初は必ず少額でテスト送金する
- 通貨とネットワークを必ず一致させる
- Tangemの受取アドレスはアプリからコピーする
- Coincheckでは送金先登録と認証が必要になる
- 送金手数料は通貨ごとに異なる
送金前に、Tangem Walletのカード枚数とセット内容を確認しておきましょう。
Tangem Walletを公式サイトで確認するCoincheckを確認する
送金前に準備するもの
まずは、CoincheckからTangem Walletへ送金する前に必要なものを確認しましょう。準備不足のまま送金すると、宛先登録や認証で止まったり、送金ミスにつながったりします。
- Coincheckアカウント
- 送金したい暗号資産
- 初期設定済みのTangem Wallet
- NFC対応スマホ
- Coincheckアプリのパスキー認証または必要な認証設定
- 少額テスト送金分の暗号資産と送金手数料
Coincheck公式FAQでは、送金先の登録時や送金申請時にはパスキーなどの認証を設定しておく必要があると案内されています(Coincheck FAQ)。また、Coincheckアプリで暗号資産を送金する場合は、パスキー認証が必要と説明されています(Coincheck FAQ)。
重要:送金前に、Tangem Walletのバックアップカード設定が完了しているか確認してください。バックアップを作らないまま資産を送ると、カード紛失時のリスクが高くなります。
CoincheckからTangemへ送金する全体の流れ
CoincheckからTangemへ送金する流れは、以下の通りです。いきなり大きな金額を送らず、必ずテスト送金を挟みましょう。
- Tangemアプリで受け取りたい通貨を選ぶ
- 「Receive」または「受け取り」から受取アドレスをコピーする
- Coincheckアプリで送金先を登録する
- 受取人情報や認証を完了する
- 少額だけテスト送金する
- Tangemに着金したか確認する
- 問題なければ残りを本送金する
最も大切なのは、通貨とネットワークを一致させることです。BTCを送るならBTCの受取アドレス、ETHを送るならEthereumネットワークの受取アドレスというように、送金元と受取先の条件を必ず合わせてください。
Tangemで受取アドレスを確認する方法
まずは、Tangem Wallet側で受取アドレスをコピーします。Coincheckに入力するアドレスは、必ずTangemアプリから取得しましょう。
Tangemアプリで通貨を選ぶ
Tangemアプリを開き、受け取りたい通貨を選びます。たとえば、ビットコインを送るならBTC、イーサリアムを送るならETHを選びます。
CoinLedgerのTangem Walletガイドでは、Tangem Walletにログインし、対象のブロックチェーンをタップし、トークンページで「Receive」をタップして受取アドレスをコピーすると説明されています(CoinLedger Help)。
画像挿入メモ:ここに「TangemアプリでBTCまたはETHを選択している画面」のスクリーンショットを入れると、初心者にわかりやすくなります。
Receiveをタップしてアドレスをコピーする
対象通貨の画面で「Receive」または「受け取り」をタップし、表示された受取アドレスをコピーします。アドレスは長い英数字なので、手入力ではなくコピー機能を使いましょう。
コピー後は、アドレスの最初と最後の数文字を確認します。完全一致を目視で確認するのは難しいですが、最初の4文字から6文字、最後の4文字から6文字を照合するだけでも、貼り付けミスやアドレスすり替えに気づきやすくなります。
通貨とネットワークを確認する
受取アドレスは、通貨やネットワークごとに異なります。BTC、ETH、XRP、XLMなどは、それぞれ送金ルールや注意点が違います。
Coincheck公式FAQでも、各暗号資産におけるTaprootやNative SegWitなどのアドレス形式、対応ネットワークなどの注意事項を確認するよう案内されています(Coincheck FAQ)。アドレスだけでなく、ネットワークや形式も確認することが大切です。
絶対に避けたいミス:ETHを送るつもりで別ネットワークのアドレスを使う、BTCを別形式の非対応アドレスへ送る、XRPやXLMで必要な情報を確認しない、といったミスは資産損失につながる可能性があります。
Coincheckで送金先を登録する方法
次に、Coincheck側でTangemの受取アドレスを送金先として登録します。実際の画面名称はアプリのアップデートで変わる可能性があるため、ここでは基本の流れとして解説します。
Coincheckアプリで送金する通貨を選ぶ
Coincheckアプリを開き、送金したい暗号資産を選びます。BTCを送るならBTC、ETHを送るならETHを選びます。
ここで、Tangem側でコピーした受取アドレスの通貨と一致しているか確認してください。Coincheck側の通貨とTangem側の受取通貨が違う場合は、絶対に送金しないでください。
送金先アドレスを追加する
送金画面から送金先の追加、宛先の追加、アドレス登録などの項目を選び、Tangemでコピーした受取アドレスを貼り付けます。
Coincheck公式FAQでは、Coincheckアカウントから外部サービスや他のCoincheckアカウントへ暗号資産を送金する際、送金先の受取人情報を登録する必要があると説明されています(Coincheck FAQ)。
画像挿入メモ:ここに「Coincheckアプリで送金先を追加する画面」のスクリーンショットを入れると、読者が迷いにくくなります。個人情報や残高は必ず隠してください。
受取人情報を登録する
Coincheckでは、送金時に受取人情報の登録が必要になる場合があります。トラベルルール対応により、送金先の情報を入力する場面があるため、画面の案内に従って入力しましょう。
Coincheck公式FAQでは、受取人情報を正しく入力しないと、審査、登録、送金完了までに時間を要する場合があると注意しています(Coincheck FAQ)。適当に入力せず、画面の項目を落ち着いて確認することが大切です。
認証を完了する
送金先の登録や送金申請では、パスキー認証などが必要になります。Coincheckアプリで送金する場合はパスキー認証が必要と案内されています(Coincheck FAQ)。
認証設定が未完了の場合は、先にCoincheckの公式FAQに従って設定しましょう。認証を後回しにすると、送金したいタイミングで手続きが進まないことがあります。
少額でテスト送金する方法
送金先登録が完了したら、まずは少額でテスト送金します。暗号資産の送金は銀行振込のように簡単に取り消せないため、初回は必ずテストしましょう。
最小限の金額だけ送る
最初の送金では、失っても大きなダメージにならない少額だけを送ります。送金手数料がかかるため、あまりに小さい金額だと手数料負担が大きくなりますが、いきなり全額送るより安全です。
テスト送金の目的は、アドレス、ネットワーク、宛先登録、Tangem側の受け取りが正しく機能するか確認することです。
確認画面で必ずチェックする項目
- 送金する通貨は正しいか
- 送金先アドレスの最初と最後の文字は一致しているか
- ネットワークやアドレス形式は正しいか
- 送金額は少額になっているか
- 送金手数料を確認したか
- 受取人情報に不自然な入力がないか
Tangemに着金したか確認する
送金申請後、Tangemアプリで残高を確認します。反映までの時間は通貨、ネットワーク混雑、Coincheck側の処理状況によって変わります。
着金が確認できたら、Coincheck側の送金履歴とTangem側の受け取り履歴も確認しておくと安心です。テスト送金が成功してから本送金に進むことを徹底しましょう。
おすすめ:初めて送る通貨、初めて使うアドレス、初めて使うネットワークでは、毎回テスト送金を行うのが安全です。慣れてきても、送金ミスは一瞬で起こります。
本送金する方法
少額テストでTangemへの着金を確認できたら、残りの資産を本送金します。ただし、本送金でも確認作業は省略しないでください。
- Coincheckアプリで同じ通貨の送金画面を開く
- テスト送金で成功したTangem宛先を選ぶ
- 送金額を入力する
- アドレス、通貨、ネットワーク、手数料を確認する
- パスキー認証などを完了する
- 送金申請を実行する
- Tangemアプリで着金を確認する
テスト送金で成功した宛先を使う場合でも、アドレスが正しいか再確認しましょう。スマホのクリップボードを悪用するマルウェアや、偽アプリのリスクもゼロではありません。
本送金の前には、深呼吸して確認画面をもう一度見るくらい慎重でちょうどよいです。
送金手数料と反映時間の考え方
CoincheckからTangemへ送金する際は、暗号資産ごとに送金手数料がかかります。また、ネットワークの混雑状況によって反映時間も変わります。
送金手数料は通貨ごとに異なる
Coincheck公式FAQでは、外部の取引所への送金の場合、暗号資産の送金手数料は各通貨ごとに異なり、BTCやETHなどネットワーク手数料の変動により手数料が変わる「変動手数料制」の通貨もあると説明されています(Coincheck FAQ)。
送金前には、Coincheckアプリの確認画面で必ず手数料を見ましょう。特に少額送金では、手数料の割合が大きくなることがあります。
Coincheckユーザー間送金とは違う
Coincheck公式FAQでは、Coincheck口座からCoincheck口座への送金は手数料無料と説明されています(Coincheck FAQ)。ただし、Tangem WalletはCoincheck外部のウォレットなので、Coincheckユーザー間送金とは扱いが異なります。
「Coincheck内なら無料」と「外部ウォレットへの送金」は分けて考えましょう。
反映時間は通貨と混雑状況で変わる
送金の反映時間は、通貨、ネットワーク混雑、Coincheck側の確認、ブロックチェーンの承認状況によって変わります。数分で反映されることもあれば、時間がかかることもあります。
反映が遅い場合でも、焦って同じ送金を何度も実行しないでください。まずはCoincheckの送金履歴、トランザクションID、Tangem側の履歴を確認しましょう。
トラベルルールの注意点
Coincheckから外部ウォレットへ送金する際には、トラベルルールに関する入力が必要になる場合があります。初心者にとって少しわかりにくい部分なので、基本だけ押さえておきましょう。
トラベルルールとは
Coincheckは、トラベルルールについて、暗号資産の送金時に送金先と送金元の情報提供が必要になる枠組みと説明しています(Coincheck)。また、Coincheckでは2023年5月31日からトラベルルールに対応していると説明されています(Coincheck)。
難しく考えすぎる必要はありません。Coincheckの画面で求められる受取人情報や送金先情報を、正しく入力することが大切です。
Tangemのような個人ウォレットへの送金
Coincheckの記事では、日本の法令上、通知対象国・地域に日本を加えた取引所以外への送金や、MetaMaskなどの個人ウォレットへの送金にはトラベルルールが適用されないと説明されています。ただし、マネーロンダリングなどが疑われる場合は取引が制限される可能性があるとも記載されています(Coincheck)。
Tangem Walletも自己管理型のウォレットとして使うため、取引所宛ての送金とは入力内容が異なる場合があります。実際の入力では、Coincheckアプリの案内に従ってください。
注意:トラベルルールや送金先情報の入力内容は、法令やCoincheck側の仕様変更で変わる可能性があります。送金時は必ず最新の公式画面と公式ヘルプを確認してください。
よくある失敗例
暗号資産送金では、初心者がつまずきやすいポイントが決まっています。以下の失敗例を事前に確認しておきましょう。
通貨を間違える
BTCを送るつもりなのにETHアドレスを使う、XRPを送るのに別の通貨を選ぶ、といったミスは非常に危険です。送金前に、Coincheck側の通貨とTangem側の受取通貨が一致しているか確認してください。
ネットワークやアドレス形式を間違える
同じ通貨名でも、ネットワークやアドレス形式の違いがあります。Coincheck公式FAQも、TaprootやNative SegWitなどのアドレス形式や対応ネットワークの注意事項を確認するよう案内しています(Coincheck FAQ)。
いきなり全額送る
最初から全額送るのは避けましょう。アドレスが正しいつもりでも、ネットワーク選択や宛先登録でミスがあるかもしれません。必ず少額テストを行い、着金を確認してから本送金してください。
バックアップ未設定のTangemに送る
Tangem Walletのバックアップカードを設定しないまま資産を送ると、カード紛失時のリスクが高くなります。資産を送る前に、バックアップカードを設定し、保管場所を決めておきましょう。
偽アプリや偽サポートを使う
TangemアプリやCoincheckアプリは、必ず公式ストアや公式サイトから入手してください。SNSや広告経由の偽サイト、DMで案内される偽サポートには注意しましょう。
絶対にしないこと:シードフレーズ、アクセスコード、パスキー認証情報を他人に教えないでください。公式サポートを名乗っていても、秘密情報を求められたら詐欺を疑いましょう。
よくある質問
最後に、CoincheckからTangem Walletへ送金する際によくある質問に答えます。
CoincheckからTangemへ送金するとき、最初から全額送ってもいいですか?
おすすめしません。最初は必ず少額でテスト送金し、Tangemに着金したことを確認してから本送金しましょう。暗号資産の送金は取り消しが難しいため、初回の全額送金はリスクが高いです。
Tangemで受取アドレスはどこで確認できますか?
Tangemアプリで受け取りたい通貨を選び、「Receive」または「受け取り」をタップすると受取アドレスを確認できます。CoinLedgerのガイドでも、Tangem Walletで対象ブロックチェーンをタップし、トークンページでReceiveをタップしてアドレスをコピーすると説明されています(CoinLedger Help)。
Coincheckアプリで送金するにはパスキー認証が必要ですか?
Coincheck公式FAQでは、Coincheckアプリで暗号資産を送金するにはパスキー認証が必要と説明されています(Coincheck FAQ)。未設定の場合は、送金前に設定しておきましょう。
送金手数料はいくらですか?
送金手数料は通貨ごとに異なります。Coincheck公式FAQでは、外部への送金手数料は各通貨ごとに異なり、BTCやETHなどはネットワーク手数料の変動により手数料が変わる通貨もあると説明されています(Coincheck FAQ)。送金前にCoincheckアプリの確認画面で最新の手数料を確認してください。
XRPやXLMをTangemへ送るとき、タグやメモは必要ですか?
タグやメモの必要性は、送金先のウォレットやサービスによって異なります。一般的に取引所へ送る場合はタグやメモが必要になることがありますが、自己管理ウォレットでは不要な場合もあります。実際に送る前に、Tangemアプリの受取画面とCoincheck側の注意事項を必ず確認してください。
送金が反映されないときはどうすればいいですか?
まずCoincheckの送金履歴、トランザクションID、Tangem側の受取履歴を確認しましょう。ネットワーク混雑やCoincheck側の処理で時間がかかる場合もあります。焦って同じ送金を繰り返さず、必要に応じてCoincheck公式サポートを確認してください。
まとめ:CoincheckからTangemへ送るときは少額テストが最重要
CoincheckからTangem Walletへ送金する流れは難しくありません。ただし、暗号資産の送金はミスを取り消しにくいため、慎重に進める必要があります。
最後に重要ポイントをまとめます。
- Tangemアプリで正しい通貨の受取アドレスをコピーする
- Coincheckで送金先と受取人情報を正しく登録する
- パスキー認証などの設定を事前に済ませる
- 初回は必ず少額でテスト送金する
- 着金確認後に本送金する
- 通貨、ネットワーク、アドレス形式、手数料を毎回確認する
特に初心者は、急いで送金しないことが大切です。送金画面で一度止まり、アドレスの最初と最後、通貨、ネットワーク、金額、手数料を確認しましょう。
CoincheckからTangemへ安全に送金するコツは、「確認」と「少額テスト」を省略しないことです。慣れるまでは少し面倒に感じるかもしれませんが、大切な暗号資産を守るためには必要な手順です。
